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	<title>ポリファーマシー - MogiMed</title>
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	<title>ポリファーマシー - MogiMed</title>
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		<title>ポリファーマシーって何？ 高齢者で薬が増えすぎると危ない理由と対策</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Toshi]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 12 Apr 2026 05:35:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[OTC・セルフメディケーション]]></category>
		<category><![CDATA[ポリファーマシー]]></category>
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					<description><![CDATA[ポリファーマシーって何？ 高齢者で薬が増えすぎると危ない理由と対策 ポリファーマシーは、今の高齢者医療でとても大きなテーマです。言葉だけを聞くと「薬の数が多いこと」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。大切…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><html><body></p>
<h1>ポリファーマシーって何？ 高齢者で薬が増えすぎると危ない理由と対策</h1>
<p>ポリファーマシーは、今の高齢者医療でとても大きなテーマです。言葉だけを聞くと「薬の数が多いこと」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。大切なのは、薬の数が多くなった結果として、その人に不利益が起こりやすくなっているかどうかです。たとえば、眠気、ふらつき、便秘、口の渇き、食欲低下、飲み忘れ、飲み間違い、転倒、入院などが起こりやすくなる状態であれば、それは問題のある多剤併用と考えるべきです。高齢者では病気が一つだけでないことが多く、複数の診療科から薬が処方されることも珍しくありません。そのため、処方が増えること自体には自然な面もありますが、増えた薬が本当に必要かを定期的に見直さないと、利益より不利益のほうが大きくなることがあります。目的は単に薬を減らすことではなく、「今の体と生活に合った、続けやすく安全な治療」に整えることです。薬剤数の多さだけでなく、服用回数、剤形、飲むタイミングの複雑さも負担となり、医療上の問題につながることがわかっています<sup><a href="#ref-3">[3]</a></sup><sup><a href="#ref-7">[7]</a></sup><sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup>。</p>
<h2>ポリファーマシーの定義と「薬が多いこと」との違い</h2>
<p>まず整理しておきたいのは、「薬が多い」ことと「ポリファーマシー」は同じではないという点です。一般に多剤併用は、5剤以上など数で語られることがあります。しかし、同じ6剤でも、病状に合っていて副作用が少なく、本人が無理なく続けられているなら、直ちに問題とはいえません。逆に3剤や4剤でも、作用が重なって眠気や低血圧を起こしたり、同じような効果の薬が重複していたり、服薬方法が複雑で守れなかったりすれば、実質的にはポリファーマシーの問題を抱えている可能性があります<sup><a href="#ref-16">[16]</a></sup>。</p>
<p><span class="marker-normal">つまり、ポリファーマシーは「数」だけの問題ではなく、「その処方が今の本人にとって適切か」「害が利益を上回っていないか」を見る考え方です。高齢者では、本来必要な薬が処方されていない過少処方も問題であり、薬が多すぎる場合と同じように見逃してはいけません。</span><sup><a href="#ref-1">[1]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-16">[16]</a></sup>大切なのは、薬をただ増やす、ただ減らすのではなく、目的と効果、副作用、生活への影響をまとめて見て最適化することです<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-16">[16]</a></sup>。</p>
<p>このとき重要になるのが、「薬剤数」と「薬物治療の複雑さ」は別の問題だという視点です。薬の複雑さは、何種類あるかだけでなく、1日何回飲むか、食前か食後か、半錠に割る必要があるか、吸入や貼付薬があるか、といった条件で大きく変わります。薬物治療の複雑さを測る方法としてMRCI（Medication Regimen Complexity Index：服薬方法の複雑さを点数化する指標）のようなものがあり、系統的レビューでも、複雑な服薬レジメンは服薬負担や健康アウトカムの悪化と関係すると報告されています<sup><a href="#ref-7">[7]</a></sup><sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup>。つまり、「数はそれほど多くないのに管理が難しい処方」も、実際の医療では注意が必要です。</p>
<p>また、高齢者では不適切な薬剤の存在も見逃せません。高齢者で注意すべき薬剤を整理した考え方は以前から示されており、抗コリン作用の強い薬は副作用を起こしやすい代表です<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup>。また、高齢者で注意すべき薬剤をまとめたリストも各国で提案されています<sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup>。したがって、ポリファーマシーを評価するときは、単に「何錠飲んでいるか」を数えるだけでは不十分です。「何のための薬か」「今も必要か」「危険な組み合わせはないか」「本人が実際に管理できるか」まで確認して初めて、問題の本質が見えてきます。</p>
<p>ここで誤解しやすい点があります。薬を減らすことは、医療を弱めることではありません。不要薬を整理し、必要薬を残し、場合によっては足りない治療を補うことも含めて、全体を整える作業です<sup><a href="#ref-1">[1]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。この考え方がないと、「薬が多いから全部悪い」「薬を減らせばそれでよい」という極端な対応になりがちです。実際には、病気の重さ、余命、生活機能、認知機能、介護状況、本人の希望をあわせて判断する必要があります。</p>
<h2>高齢者で多剤併用が危険になりやすい理由</h2>
<p><span class="marker-normal">高齢者でポリファーマシーの害が出やすいのは、体の変化と生活の変化が重なるからです。</span>まず体の面では、加齢により腎機能や肝機能が低下しやすく、薬が体に長く残ることがあります。その結果、若い人では問題になりにくい量でも、副作用が強く出ることがあります。加えて、体水分量や脂肪量の変化により、薬の分布も変わります。眠気、ふらつき、せん妄（急に起こる混乱や注意力低下）、便秘、尿閉、食欲低下といった症状は「年のせい」と見過ごされやすいものの、薬が関わっていることがあります<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。</p>
<p>次に、病気が複数あることが多い点です。高血圧、糖尿病、脂質異常症、心不全、骨粗しょう症、不眠、うつ、認知症、便秘、排尿症状、痛みなどが同時にあると、それぞれに対して薬が追加されやすくなります。診療ガイドラインは多くの場合、単一疾患を前提に作られているため、病気ごとに推奨薬を足していくと、全体としては薬が多くなりすぎることがあります<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-16">[16]</a></sup>。複数の医療機関を受診していると、すべての処方を一人で把握するのが難しくなり、重複や相互作用の見落としも起こりやすくなります。</p>
<p>さらに、高齢者では服薬管理そのものが難しくなります。視力低下、手指の動かしにくさ、嚥下機能の低下、認知機能低下、生活リズムの変化があると、正しいタイミングで正しい量を飲み続けることが難しくなります。薬が多いほど、服薬回数が多いほど、管理ミスは増えます。薬物治療の複雑さは、服薬アドヒアランス（患者さんが治療方針を理解し、実際に続けられている度合い）の低下や有害事象と関連し、長期的には入院や死亡とも関係することが示されています<sup><a href="#ref-3">[3]</a></sup><sup><a href="#ref-9">[9]</a></sup><sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup><sup><a href="#ref-12">[12]</a></sup>。</p>
<p>とくに注意したいのが、抗コリン作用の強い薬です。第一世代抗ヒスタミン薬、抗コリン作用をもつ過活動膀胱治療薬の一部、三環系抗うつ薬などは、口渇、便秘、尿閉、かすみ目、眠気、認知機能低下、せん妄に関わりやすいことが知られています。抗コリン作用の累積が高いほど有害事象が増える可能性があり、高齢者ではとくに注意が必要です<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup>。また、鎮静性の強い薬の一部も高齢者では見直しの対象になりやすく、注意すべき薬剤の考え方は各国で整理されています<sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup>。こうした薬は単独でも問題になりますが、複数重なると害がより目立ちやすくなります。</p>
<p>生活面でも、危険が高まりやすい要因があります。食事量の低下、脱水、感染症、発熱、下痢、急な体重減少などがあると、これまで問題なかった薬でも急に効きすぎることがあります。たとえば、降圧薬で立ちくらみが出たり、糖尿病薬で低血糖が起きたり、利尿薬で脱水が進んだりします。高齢者の薬物治療では、安定している時だけでなく、体調変化があった時にどう対応するかまで考えておく必要があります<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。</p>
<p>また、施設入所中や在宅療養中では、本人だけでなく介護者や看護職、施設職員が服薬を支えることが多くなります。薬が複雑なほど管理する側の負担も増え、ミスが起こりやすくなります。日本老年薬学会の長期療養施設における薬剤簡素化の提言でも、剤形や回数を見直して服薬管理を簡単にすることが、安全性と実行可能性の面で重要だと示されています<sup><a href="#ref-5">[5]</a></sup>。つまり、高齢者のポリファーマシーは、薬理学だけの問題ではなく、暮らしの中で無理なく回る治療かどうかという視点が欠かせません。</p>
<h2>ポリファーマシーが招く副作用・転倒・服薬ミスの実態</h2>
<p><span class="marker-normal">ポリファーマシーで身近なのは、副作用が症状として現れることです。こうした変化を病気の進行と決めつけると、薬の副作用を新たな病気と見なしてさらに薬が追加される、いわゆる処方カスケードが起こることがあります。</span><sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>たとえば、眠気やふらつきは「年齢のせい」、便秘は「体質」、食欲低下は「老化」、物忘れは「認知症の進行」と考えられがちです。しかし実際には、薬の副作用や薬同士の相互作用が隠れていることがあります<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。眠気で転倒したのに鎮痛薬や睡眠薬が増え、便秘に下剤が追加されると、根本原因の薬が残ったまま処方だけが増えていきます。</p>
<p>実際、薬の数や複雑さは入院リスクと関係します。長期療養施設入所者を対象とした前向き研究では、ポリファーマシーと薬物治療の複雑さの両方が入院の危険因子でした<sup><a href="#ref-9">[9]</a></sup>。また、地域在住高齢者を対象とした研究では、薬物治療の複雑さやポリファーマシーが全死亡と関連しました<sup><a href="#ref-12">[12]</a></sup>。これは「薬が多いと必ず危険」という単純な話ではありませんが、少なくとも処方全体を点検すべきサインであることは確かです。</p>
<p>転倒も大きな問題です。高齢者の転倒は、骨折、入院、寝たきり、生活範囲の縮小につながります。とくに、抗コリン作用の強い薬では、立ちくらみ、眠気、注意力低下などが重なり、転倒につながることがあります<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup>。また、高齢者で注意すべき薬剤として挙げられる鎮静性の強い薬や血圧を下げる薬では、個別に転倒との関係を点検することが大切です<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup>。夜間頻尿がある人では、夜中にトイレに行く時のふらつきも重なります。本人は「突然転んだ」と感じていても、背景に薬の影響がある場合があります。</p>
<p>服薬ミスも見過ごせません。高齢者施設では薬の投与エラーが一定数報告されています<sup><a href="#ref-13">[13]</a></sup>。これは施設に限った話ではありません。在宅でも、「朝食後の薬を昼に飲んだ」「週1回の薬を毎日飲んだ」「似た名前の薬を取り違えた」「吸入の手順が合っていなかった」といった問題が起こります。複雑な服薬スケジュールは、それだけでヒューマンエラーを招きやすくします。薬を増やす時には、効くかどうかだけでなく、本人や介護者が安全に扱えるかも同時に考える必要があります<sup><a href="#ref-5">[5]</a></sup><sup><a href="#ref-7">[7]</a></sup><sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup>。</p>
<p>薬の複雑さがもたらす問題は、単なる「面倒」ではありません。系統的レビューでは、MRCIのような指標で評価した複雑なレジメンが、入院、再入院、アドヒアランス低下、QOL（生活の質）低下などと関連するとまとめられています<sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup>。別の系統的レビューでも、高齢者における薬物治療の複雑さは臨床的に不利な転帰と結びつくと示されています<sup><a href="#ref-3">[3]</a></sup>。つまり、問題は「数」そのものよりも、数が生み出す負担と危険です。</p>
<p>ここで、ポリファーマシーで起こりやすい不利益を整理すると、次のようになります。</p>
<ul>
<li>副作用の増加。眠気、ふらつき、便秘、口渇、食欲低下、低血圧、低血糖、腎機能悪化などが起こりやすくなる<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup></li>
<li>転倒や骨折の危険上昇。抗コリン作用の強い薬や、注意が必要な鎮静性の強い薬などでは個別の点検が重要になる<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup></li>
<li>服薬ミスの増加。回数や手順が複雑だと、飲み忘れや重複服用が起こりやすい<sup><a href="#ref-5">[5]</a></sup><sup><a href="#ref-13">[13]</a></sup></li>
<li>入院や死亡との関連。薬剤数やレジメンの複雑さが不良な転帰と結びつく<sup><a href="#ref-9">[9]</a></sup><sup><a href="#ref-12">[12]</a></sup></li>
</ul>
<p>一方で、患者さん自身は「先生が出した薬だから全部必要」「今さら減らすのは不安」と感じやすいものです。しかし、薬の見直しに前向きな高齢者や家族は少なくありません。消費者の減薬に対する態度をまとめた系統的レビューとメタ解析では、多くの人が、医師が勧めるなら減薬を受け入れる意向を持っていました<sup><a href="#ref-8">[8]</a></sup>。これはとても大事な点です。患者さんが減薬を嫌がると決めつけず、理由を説明しながら一緒に方針を決めることが、安全な見直しにつながります。</p>
<h2>薬を安全に減らすための対策と医療者への相談ポイント</h2>
<p><span class="marker-normal">ポリファーマシーへの対策は、「自己判断で薬をやめる」ことではありません。急に中止すると悪化や離脱症状が出る薬もあるため、必ず医師や薬剤師と一緒に進めます。</span><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>安全に減らすには、まず全体像を見える化することが出発点です。お薬手帳、他院の処方、市販薬、漢方、サプリメントを一つに集め、「何を」「何のために」「いつから」使っているかを確認します。本人が飲んでいると思っている薬と、実際に飲めている薬が違うこともあるため、残薬や飲み方も必ず確認します<sup><a href="#ref-4">[4]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。</p>
<p>次に行うのは、各薬の目的と現在の利益を点検することです。症状が消えて役割を終えた薬、予防効果が出るまで長期間かかる薬、年齢や体力の変化で利益より害が大きくなった薬、重複している薬は、見直しの候補になります<sup><a href="#ref-4">[4]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-16">[16]</a></sup>。このとき、本人の希望がとても重要です。「眠気を減らしたい」「トイレが近くて夜がつらい」「錠数を減らしたい」など、生活上の困りごとが、減薬の優先順位を決める手がかりになります。</p>
<p>減薬では、どの薬から手をつけるかが大切です。一般に候補になりやすいのは、副作用の疑いが強い薬、効果が不明な薬、同じ系統で重複している薬、転倒や認知機能低下に関わりやすい薬です<sup><a href="#ref-4">[4]</a></sup><sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup><sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup>。ただし、長く使っている睡眠薬や向精神薬、ステロイド、胃酸分泌抑制薬の一部などは、急にやめると問題が出ることがあるため、漸減（少しずつ量を減らすこと）や症状観察が必要です<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。減らした後に何を観察するか、再開の目安は何かまで共有しておくと、患者さんの不安も少なくなります。</p>
<p>また、薬の「中止」だけでなく「簡素化」もとても有効です。1日3回を1日1回にできないか、別々の薬を配合剤にできないか、飲みにくい剤形を変えられないか、食前・食後のタイミングをそろえられないかを検討します。長期療養施設での提言でも、薬剤簡素化はアドヒアランスや安全性の改善に役立つ重要な介入として位置づけられています<sup><a href="#ref-5">[5]</a></sup>。ただし、配合剤は錠数を減らせる一方で、成分ごとの細かな用量調整がしにくくなる場合もあるため、全員に向くとは限りません。薬をむやみに減らせない場合でも、服用方法を単純にするだけでミスや負担をかなり減らせます。</p>
<p>医師と薬剤師の連携も欠かせません。一般診療や高齢者医療での減薬の考え方をまとめた文献では、定期的な薬剤レビュー、多職種での情報共有、患者参加型の意思決定が勧められています<sup><a href="#ref-4">[4]</a></sup><sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup>。老年科医と家庭医の協働による薬剤レビューについては、在宅高齢者の健康関連QOLなど患者関連アウトカムへの影響が検討されています<sup><a href="#ref-15">[15]</a></sup>。外来高齢者を対象にした包括的薬剤レビューでも、処方の適切性や臨床アウトカムへの影響が検討されています<sup><a href="#ref-17">[17]</a></sup>。さらに、地域薬局を含む薬剤師主導の介入は、高齢者の薬物療法に関する臨床的・人間的アウトカムの改善に寄与しうるとされています<sup><a href="#ref-20">[20]</a></sup>。</p>
<p>フレイル（加齢により心身の予備力が低下した状態）がある高齢者では、減薬はとくに意味があります。フレイルでは、わずかな副作用でも歩行、食事、認知、排泄、睡眠に大きく響くためです。フレイル高齢者への減薬介入をまとめた系統的レビューでは、減薬は実施可能であり、不適切薬の削減に役立つと報告されています<sup><a href="#ref-18">[18]</a></sup>。ただし、すべての人に同じ正解があるわけではありません。だからこそ、検査値だけでなく、歩けるか、食べられるか、眠れているか、転んでいないか、介護者が支えられるかまで含めて判断します。</p>
<p>受診時に相談する際は、次の点を伝えると見直しが進みやすくなります。</p>
<ul>
<li>今飲んでいる薬を全部持参する。処方薬だけでなく市販薬、サプリ、貼り薬、吸入薬も含める</li>
<li>困っている症状を具体的に伝える。眠気、ふらつき、便秘、食欲低下、物忘れ、夜間転倒などは薬が関係することがある<sup><a href="#ref-6">[6]</a></sup></li>
<li>飲めていない薬や余っている薬を正直に伝える。実態がわからないと安全な見直しができない<sup><a href="#ref-4">[4]</a></sup></li>
<li>「減らせる薬はあるか」「回数を減らせるか」「やめた後は何を見ればよいか」を質問する</li>
</ul>
<p>最後に覚えておきたいのは、良い減薬は一度で完成するものではないということです。薬を1剤見直したら、数週間から数か月の変化を見て、次の一手を考えます。戻す判断が必要になることもあります。大切なのは、本人の安全と生活を守りながら、少しずつ処方を整えていく姿勢です。ポリファーマシーは「薬が多いから悪い」という単純な問題ではありません。しかし、高齢者では多剤併用が副作用、転倒、服薬ミス、入院につながりやすいのも事実です<sup><a href="#ref-9">[9]</a></sup><sup><a href="#ref-10">[10]</a></sup><sup><a href="#ref-12">[12]</a></sup>。高齢者で注意すべき薬剤の考え方や減薬の進め方は更新されていくため、実際の見直しでは最新の診療ガイドラインや高齢者薬物療法の基準に沿って判断することが大切です<sup><a href="#ref-11">[11]</a></sup><sup><a href="#ref-19">[19]</a></sup>。今の薬が本当に今の自分に合っているかを、定期的に見直すこと。それが、ポリファーマシー対策の中心です。</p>
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<li id="ref-20" value="20">[20] Christopher C. et al. (2021). Clinical and Humanistic Outcomes of Community Pharmacy-Based Healthcare Interventions Regarding Medication Use in Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis. Available from: <a href="https://doi.org/10.3390/healthcare9111577" rel="noopener" target="_blank">https://doi.org/10.3390/healthcare9111577</a> (Accessed: 2026-04-12)</li>
</ol>
<p></body></html></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>減薬をサポートする薬局のサービス｜服用薬剤調整支援料1・2とは？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Toshi]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 14 Sep 2025 14:17:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[薬局の使い方]]></category>
		<category><![CDATA[ポリファーマシー]]></category>
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					<description><![CDATA[減薬をサポートする薬局のサービス｜服用薬剤調整支援料1・2とは？ 高齢化や多疾患併存に伴いポリファーマシーや薬の副作用が問題となる中、薬局が提供する「服用薬剤調整支援料1・2」は、患者の安全で適正な薬物療法を支援する重要…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h1 class="wp-block-heading">減薬をサポートする薬局のサービス｜服用薬剤調整支援料1・2とは？</h1>



<p class="wp-block-paragraph">高齢化や多疾患併存に伴いポリファーマシーや薬の副作用が問題となる中、薬局が提供する「服用薬剤調整支援料1・2」は、患者の安全で適正な薬物療法を支援する重要な仕組みです。服薬状況の評価、薬剤師による面談・服薬指導、かかりつけ医との連携・処方提案などを通じて、不要薬の減薬や投薬の重複解消、副作用予防を図ります。支援料の算定要件や対象、実施プロセスを理解することで、患者・医療機関・薬局が連携して安全な減薬を推進できます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">薬を減らせる可能性がある？服用薬剤調整支援料とは</h2>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-normal">「最近、薬の数が多くて不安」「同じような薬を飲んでいないかな？」。</span>そんな声に応えるのが、薬局の減薬支援です。日本では高齢の方を中心に、5剤以上の併用（ポリファーマシー）が増えています。薬が必要以上に多いと、ふらつきや眠気、便秘、腎機能の悪化、低血糖、出血などの有害事象が起きやすくなります。入院や転倒のリスクも上がります<sup>[1–6]</sup>。だから<span class="marker-normal">「必要な薬は続け、不要な薬は減らす」ことが大切です。これを専門的に進める枠組みが、調剤報酬の「服用薬剤調整支援料1・2」です</span><sup>[1]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-normal">仕組みの狙いはシンプルです。薬剤師が患者さんの薬を全体として見直し、医師と連携して、重複や相互作用、効果が薄い薬、害が上回る薬を整理します。</span>患者さんの目標（眠気を減らしたい、トイレを楽にしたい、転ばないでいたい）に合わせて、段階的に量や種類を調整します。漫然と「全部やめる」ことはしません。やめると危険な薬は慎重に計画を立て、必要な薬は続けます<sup>[2–6]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">服用薬剤調整支援料の主なポイントは次のとおりです<sup>[1,2,6]</sup>。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>対象：多剤併用や副作用の疑いがある患者さん。高齢者に限らず、慢性疾患で複数の薬を飲む人も含まれます。</li>



<li>内容：薬剤師が詳細な聞き取り、残薬確認、手帳やレセプト情報の照合、相互作用・重複・用量過大のチェック、優先順位をつけた「減薬・切り替え・継続」の提案を作成。医師に文書または電子的に情報提供し、合意のうえで処方を調整します。</li>



<li><span class="marker-normal">成果：薬が減るほど良いとは限りません。目標は「安全で質の高い薬物療法」です。</span>結果として薬数が減る、用量が下がる、1日投与回数が減る、重い副作用リスクが下がる、自己負担が下がる、などが期待されますが、臨床結果や費用効果は個々のケースで差があります<sup>[3–6]</sup>。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">減薬の効果を示す研究は、処方の不適切さを減らす点については一貫した成果が報告されています。一方で、転倒やせん妄、入院・死亡などの臨床アウトカムへの影響は研究によりばらつきがあり、一律に改善効果が示されるわけではありません<sup>[3–6]</sup>。とくに睡眠薬（ベンゾジアゼピン系）、抗コリン作用の強い薬、重複した降圧薬や鎮痛薬、胃薬の長期連用などは、見直す余地が大きい分野です<sup>[2,5,6,10]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">薬局での流れは次のイメージです。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-36ad49c12e806b8653997b81b236d352"><strong>準備</strong>：お薬手帳、残っている薬、健康診断や検査の結果、普段の体調メモを持参。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-68d92a2211f449b3114af3bc3bbf5e3e"><strong>面談</strong>：困りごと（眠気、便秘、むくみ、ふらつき、朝起きられない等）や飲みやすさ、飲み忘れの理由を話します。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-5abdea6eee9b0a60027b36439c70bb67"><strong>評価</strong>：薬剤師が重複や相互作用、腎機能や体重に対する用量の妥当性、中止時の離脱リスクを評価。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-fc6dafa6a49dd19ad6d80d55f5bbe3e3"><strong>提案</strong>：続ける薬、減らす薬、やめる順番、やめ方（テーパリング：段階的減量で離脱や再燃を避ける方法）、代替策（生活習慣や他薬）を整理した計画を作成。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-a980b23dbbc4a414401dedd3288db776"><strong>連携</strong>：<strong>医師に文書で提案し、同意が得られたら医師が処方を変更します。</strong>患者さんと減薬の合意形成（いつ、どれを、どう減らすか）をします。テーパリングの計画は薬剤師が安全性に配慮して作成・管理します。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-8bf880086f88f502d83f8b50fdcd6f1e"><strong>フォロー</strong>：副作用の再燃や離脱症状に注意し、必要に応じて戻す選択肢も準備。電話や次回来局で評価を継続。</li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">この一連の活動に対し、要件を満たせば薬局は「服用薬剤調整支援料1・2」を算定することになるので言っての自己負担は発生することがあります。患者さんには、薬の安全性が高まり、生活の質が上がる可能性があります。無理なく、計画的に、チームで取り組むのがコツです<sup>[1–6]</sup>。</p>



<h2 class="wp-block-heading">かかりつけ薬局を持つことでスムーズに減薬が進む理由</h2>



<p class="wp-block-paragraph">減薬は「その場で一気に」ではなく、「段階的に」「計画を立てて」行います。だからこそ、ふだんの様子を知っている「かかりつけ薬局」の存在が大きな助けになります<sup>[2,6,9]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">かかりつけ薬局の強みは次のとおりです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>全体像の把握：</strong>複数の医療機関からの処方でも、薬局に情報が集まれば重複や相互作用を早く見つけられます。市販薬やサプリの確認も可能です<sup>[2,6,9]</sup>。</li>



<li><strong>小さな変化に気づく：</strong>眠気が強い、ふらつきが増えた、むくみが出た、咳が長引く、食欲が落ちた、排尿回数が変わったなど、生活の変化を定点観測できます。こうしたサインは薬の見直しの合図です<sup>[2,6]</sup>。</li>



<li><strong>離脱症状やリバウンド現象への備え：</strong>睡眠薬、抗精神病薬、胃薬（PPI）などは急にやめると症状がぶり返すことがあります。段階的にゆっくり減らす計画の作成・管理を通して安全に進めます<sup>[2,5,6]</sup>。</li>



<li><strong>生活に合わせた調整：</strong>朝は忙しい、夕食が遅い、飲み忘れが多いなど、暮らしに合わせた投与時刻や剤形変更（OD錠、配合剤、貼付剤など）を提案できます<sup>[2,6]</sup>。</li>



<li><strong>医師との迅速な連絡：</strong>多く処方箋を応需してふだんから連携がある医師には、薬歴と根拠をそろえた提案書をスムーズに送れます。提案の質とスピードが上がります<sup>[1,2,6]</sup>。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">実際、国や学会のガイドラインは、減薬を「チーム戦」として進めることを強く勧めています。患者・家族・医師・薬剤師・看護師・介護職が同じ目標を共有し、段階的に試し、結果を振り返り、次につなげます。これにより、有害事象を減らし、満足度が上がることが報告されていますが、臨床アウトカムの改善については研究ごとに結果が異なる点に留意が必要です<sup>[2–6]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">かかりつけ薬局をうまく使うコツは3つです。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-36bb6e23e2e4b76bfe01b91bc532809c">同じ薬局に通う：分散すると情報が分かれます。1冊のお薬手帳に集約しましょう。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-57f712afa741e4226c1b748a34c57c62">困りごとを遠慮なく伝える：眠い、便秘、物忘れ、夜間頻尿、むくみ、体重変化など。些細なことが手がかりです。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-4edcae7d3dc269afdf156fc01bef7134">目標を共有する：「日中に眠くなりたくない」「夜はぐっすり眠りたい」「転ばず外出したい」など、優先順位を決めます。</li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">こうした地道なやり取りが、過不足のない処方に近づけます。結果として、薬の数が減ったり、量が下がったり、支出も軽くなることがありますが、薬剤費や臨床効果は個別差がある点に注意してください<sup>[3–6,9]</sup>。</p>



<h2 class="wp-block-heading">マイナ保険証で併用薬を一括把握｜薬局ができるサポートを強化</h2>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>「いま、全部で何を飲んでいますか？」。減薬の第一歩は、この問いに正確に答えられることです。</strong>ところが、複数の医療機関を受診し、市販薬やサプリも使うと、全体像の把握はむずかしくなります。ここで力を発揮するのが、マイナ保険証（マイナンバーカードの健康保険証利用）です<sup>[7,8]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">マイナ保険証を使うと、薬局はオンライン資格確認等システムを通じて、患者さんの同意のもとで、過去の調剤情報や特定健診情報の一部を確認できます。電子処方箋と組み合わせれば、処方・調剤の履歴を時系列で追い、併用薬の重複や禁忌の組み合わせをより正確に見つけやすくなります。ただし、参照できる検査値や健診情報は限られており、すべての検査値（例：詳細なeGFRや個別の血液検査値）が常時閲覧できるわけではない点に注意が必要です<sup>[7,8]</sup>。電子処方箋でなくともマイナ保険証で受付をするだけで併用薬情報が一気に薬局に入るので相互作用のチェックシステムですぐに禁忌などが確認できて正確性が増します。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ポイントは次のとおりです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-ff07955c76443637a71ee3dd0d2df840"><strong>併用薬の見える化</strong>：過去の薬歴が画面で一覧化され、飲み合わせのチェックが精度よく、短時間でできます。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-8b08a824e006cc32a22e612ef0a10409"><strong>検査情報の活用</strong>：同意のもとで参照可能な特定健診等情報（例：血圧、血糖、脂質など）や、医療機関から共有された検査値がある場合は、それらを参考に用量・薬剤選択を見直せます。すべての検査値が自動的に取得できるわけではありません。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-bf107510b5fa91efe65109ac148f963f"><strong>緊急時にも役立つ</strong>：旅先やかかりつけ外の受診時でも、同意があれば最新の情報にアクセスできます。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color wp-elements-3ead36d3b6fd64aac2a9963149a2e8a4"><strong>プライバシーに配慮</strong>：情報閲覧は患者同意が前提で、閲覧は目的限定・都度同意となります。閲覧履歴も管理され、見せたくないときは拒否できます<sup>[7]</sup>。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">薬局側の支援も進化しています。電子的に作成した「減薬提案書」を医療機関と安全にやり取りできる環境が整いつつあります。提案内容には、どの薬を、なぜ、どの順番で、どのスピードで減らすか、再燃時の戻し方、モニタリング項目（血圧、脈拍、血糖、睡眠日誌など）を明記します。こうした標準化は、減薬の安全性を高めます<sup>[1,2,6]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん、システムがあっても、最後は人のコミュニケーションです。患者さんの価値観に寄り添い、「やってみて不調なら戻す」という安心感を共有できるかが成功の鍵になります<sup>[2–6]</sup>。</p>



<h3 class="wp-block-heading">関連記事</h3>



<ul class="wp-block-list has-pale-ocean-gradient-background has-background">
<li><a href="https://mogimed.com/2025/08/25/nhi_drug_price_revision/"><strong>薬価改定：自己負担と家計への影響（2025年版）</strong></a></li>



<li><a href="https://mogimed.com/2025/08/28/kokuho_hokennsho/"><strong>国保の保険証：最新ルールと実務のポイント</strong></a></li>



<li><a href="https://mogimed.com/2025/08/31/detailed_statement/"><strong>調剤報酬明細書の読み方：負担の根拠をやさしく解説</strong></a></li>
</ul>



<h2 class="wp-block-heading">コストは？服用薬剤調整支援料が算定されるケースと報酬の仕組み</h2>



<p class="wp-block-paragraph">ここが気になるところです。「服用薬剤調整支援料1・2」は、薬局が一定の要件を満たして減薬支援を行った場合に算定できる評価です。具体的な点数（＝医療保険で支払われる額）は診療報酬改定のたびに見直されるため、最新の告示や通知で確認してください<sup>[1]</sup>。ここでは、算定の基本的な考え方と、よくあるケースを紹介します。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まず共通の前提です<sup>[1]</sup>。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>対象は、併用薬が多い、または副作用の疑いがある患者さん。</li>



<li>薬剤師が面談し、薬学的評価を行い、記録を残す。</li>



<li>医師に文書（または電子）で情報提供し、処方の見直しを提案する。</li>



<li>患者さんと合意形成を行い、フォローアップを実施する。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">また、最新の告示・通知に基づく主な算定の骨子（詳細は[1]の通知・疑義解釈を参照）を簡潔に示します。これらのポイントを薬剤師が確認、記録に残します。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>患者の同意取得とその記録（同意日・同意内容、目的限定の同意）。</li>



<li>面談に基づく薬学的評価の実施・記録（残薬、相互作用、用量適正、リスク評価など）。</li>



<li>医師への情報提供（様式・提供日・提案内容・根拠の明記）。</li>



<li>フォローアップの実施とその記録（評価時期、症状・検査・有害事象の確認）。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">そのうえで、「1」と「2」では、評価される場面が少し異なります。実務的には次のように理解すると分かりやすいですが、算定可否の細部は通知や疑義解釈に依存します。</p>



<ul style="border-radius:29px" class="wp-block-list">
<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color has-large-font-size wp-elements-5a1b7ebb0cd2c476fbab29d6557bbc57" style="border-radius:38px"><strong>服用薬剤調整支援料1　１２５点　月一回まで</strong>：提案に基づき実際に中止・減量・切替等の処方調整が行われた場合。６種類以上内服から２種類減薬して４週間経過した後。３割で３８０円。</li>



<li class="has-purple-color has-text-color has-link-color has-large-font-size wp-elements-df936f34b5377ae84f549ef95c34e207"><strong>服用薬剤調整支援料2</strong>　<strong>１１０点もしくは９０点（この指導料の実績の有無による）　３月に一回まで</strong>：臨床的な意思決定を支援する情報提供・提案を行った場合。処方変更の有無は問わない。３割で３３０円。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">費用負担の考え方は、他の調剤報酬と同じです。患者さんは自己負担割合（1～3割など）に応じて一部を負担します。点数は改定で動くため、具体額は薬局で確認しましょう<sup>[1]</sup>。減薬により薬剤費が下がることが期待されますが、効果は個々の処方内容により異なります<sup>[3–6]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">算定のよくあるQ&amp;A（概要）です<sup>[1,2]</sup>。</p>




<div class="wp-block-dvaux-qanda--item diver_qa"><div class="diver_question">1回の面談で費用がかかりますか？</div><div class="diver_answer">A：次回の調剤時に費用がかかります。多くはフォローを前提とする運用が一般的です。具体的な算定可否や回数は改定通知・疑義解釈に依存します。</div></div>



<div class="wp-block-dvaux-qanda--item diver_qa"><div class="diver_question">他院処方も対象？</div><div class="diver_answer">はい。全ての処方を横断的に評価します。情報共有の同意取得が必要です。</div></div>



<div class="wp-block-dvaux-qanda--item diver_qa"><div class="diver_question">市販薬やサプリも見直せる？ </div><div class="diver_answer">A：はい。相互作用や重複作用があれば、やめる・切り替える提案をします。ただしサプリメントや一般用医薬品の中止等を提案した時は特に費用は発生しません。処方箋上の指示のあった薬剤に関する医師への情報提供にコストがかかります。</div></div>



<div class="wp-block-dvaux-qanda--item diver_qa"><div class="diver_question">在宅療養でも使える？ </div><div class="diver_answer">訪問服薬管理と組み合わせて実施できます。家族や介護職との連携が要となります。</div></div>




<p class="wp-block-paragraph">実施の質を高めるコツは、次の「3つの見える化」です。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li>課題の見える化：何が問題か（眠気、転倒、低血圧、低血糖、便秘、せん妄など）を症状と検査で明確に。</li>



<li>計画の見える化：やめ方（テーパリング表）、代替策、モニタリング項目、戻し方を紙やアプリで共有。</li>



<li>結果の見える化：減薬前後の症状と指標、薬剤費の変化を比較。必要なら次の一手を検討。</li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">最後に注意点です。減薬は目的ではなく手段です。「薬がゼロ＝善」ではありません。疾患の安定や生活の質を守るために、必要な薬は適切に続けます。自己判断で中止せず、必ず医師・薬剤師と相談しましょう<sup>[2–6]</sup>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まとめです。服用薬剤調整支援料1・2は、薬局が減薬を専門的に支えるための仕組みです。かかりつけ薬局とマイナ保険証を活用し、医師と連携して、安全で無理のない見直しを進めましょう。あなたの「こうなりたい」という目標が、処方の最適化の出発点です。なお、STOPP/STARTなどの不適切処方判定基準は改訂が続いており、最新のガイドラインや基準を参照することを推奨します<sup>[1–6,10]</sup>。</p>



<ol class="wp-block-list references">
<li>厚生労働省. 令和6年度診療報酬改定 調剤報酬に係る事項（通知・疑義解釈を含む）. 2024. Available from: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196045_00008.html</li>



<li>日本老年医学会. 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2023. 東京: 日本老年医学会; 2023. Available from: https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/</li>



<li>Scott IA, Hilmer SN, Reeve E, Potter K, Le Couteur D, Rigby D, et al. Reducing inappropriate polypharmacy: the process of deprescribing. JAMA Intern Med. 2015;175(5):827–34. doi:10.1001/jamainternmed.2015.0324</li>



<li>Reeve E, Gnjidic D, Long J, Hilmer SN. A systematic review of the emerging definition of ‘deprescribing’ with network analysis. Br J Clin Pharmacol. 2015;80(6):1254–68. doi:10.1111/bcp.12732</li>



<li>Rankin A, Cadogan CA, Patterson SM, Kerse N, Cardwell CR, Bradley MC, et al. Interventions to improve the appropriate use of polypharmacy for older people. Cochrane Database Syst Rev. 2018;9:CD008165. doi:10.1002/14651858.CD008165.pub4</li>



<li>World Health Organization. Medication Safety in Polypharmacy. Geneva: WHO; 2019. Available from: https://www.who.int/publications/i/item/WHO-UHC-SDS-2019.11</li>



<li>厚生労働省. オンライン資格確認等システムの導入・運用について. 2023. Available from: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08280.html</li>



<li>厚生労働省. 電子処方箋の本格運用開始について. 2023. Available from: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30726.html</li>



<li>日本薬剤師会. ポリファーマシー対策に関する手引き. 東京: 日本薬剤師会; 2021. Available from: https://www.nichiyaku.or.jp/</li>



<li>O’Mahony D, O’Sullivan D, Byrne S, O’Connor MN, Ryan C, Gallagher P. STOPP/START criteria for potentially inappropriate prescribing in older people: version 2. Age Ageing. 2015;44(2):213–8. doi:10.1093/ageing/afu145</li>
</ol>
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