花粉症へのOTCと医療用の使い分け|花粉の飛散時期と症状に合わせた最適な薬の選び方

はじめに:2025年の花粉症事情と対策の重要性

花粉症は今や国民病ともいえるほど多くの人々に影響を与えています。2025年には、日本国内の花粉症患者数が推定4000万人を超えるとされており、2019年時点でアレルギー性鼻炎は報告によっては全体で49.2%,スギ花粉症で38.8%の有病率になっていることが調査で示されています。花粉症の症状は仕事や学業にも影響を及ぼし、鼻水、かゆみ、鼻づまり等不快な症状が花粉の飛散を契機に引き起こされます。

またこの季節がやってきたと憂鬱になる人も、今年初めて症状が出てしまった人もいらっしゃることと思います。花粉症の薬物治療について応急処置と継続的な治療を学んでみるのはどうでしょう。

"治療全体の中で市販薬の位置づけは?”、”選び方はどうすればよいのか"、"重症にはどのような治療があるのか"といったポイントを深掘りします。2025年版の効果的な花粉症対策について解説します。

花粉症とは何?花粉症のメカニズムを簡素に

花粉症は、免疫の「勘違い」によって起こる病気です。通常、花粉は体に害を与えないはずですが、花粉症の人の免疫システムはこれを「危険なもの」と誤認し、強く反応してしまいます。一方、健康な人では、花粉が入ってきても免疫は過剰に反応せず、症状が出ません。

花粉が体内に入ると、免疫細胞がこれを異物と認識し、「IgE抗体」という物質を作ります。この抗体は「肥満細胞(マスト細胞)」と結びつき、次に花粉が入ってきたときに即座に反応できるように準備を整えます。健康な人では、このプロセスがほとんど起こらず、免疫は花粉を無害なものとして見逃します。

しかし、花粉症の人は次に花粉が侵入すると、肥満細胞が刺激され、大量のケミカルメディエーター(化学伝達物質)を放出します。代表的なものがヒスタミンロイコトリエンで、これらは「アレルギー症状をすぐに引き起こす物質」です。ヒスタミンはくしゃみや鼻水、目のかゆみを引き起こし、ロイコトリエンは鼻の粘膜を腫れさせ、鼻づまりを悪化させます。

ケミカルメディエーターは、アレルギー反応が起こるとすぐに働き、短時間で症状を引き起こす役割を持っています。一方で、サイトカインは炎症を長引かせる指令を出す物質で、アレルギー反応をさらに強く持続させます。特に、インターロイキン(IL-4、IL-5、IL-13)というサイトカインは、花粉に対する過剰な免疫反応を助長し、症状を慢性的に悪化させます。IL-5は好酸球という炎症細胞を活性化させ、鼻の粘膜をさらに腫れさせるため、鼻づまりをより重症化させます。

花粉症では、本来無害な花粉に対して免疫が過剰に反応し、ヒスタミンやロイコトリエン(ケミカルメディエーター)がすぐに症状を引き起こし、インターロイキン(サイトカイン)が炎症を長引かせます。この連鎖反応によって、花粉症の症状が続くことになります。

花粉症にどう対処するか?どれくらいの症状まで市販薬で対処できるか

花粉症への対処は段階に応じて考える必要があります。先に述べた花粉症のメカニズムのうち症状を引き起こす部分を薬で抑え込みます。症状の重症度や鼻詰まりが主なのか、鼻水やくしゃみがメインなのかで使用する薬剤の種類が異なります。いくつも薬剤があるその中でも筆者の推奨するものは、下記のカテゴリのものです。

  • 鼻水やくしゃみ ➡ 眠気が出にくい第二世代抗ヒスタミン薬
  • 鼻づまり ➡ 鼻腔内噴霧ステロイド剤
  • 目のかゆみや充血 ➡ 抗アレルギー点眼薬

一般用医薬品はあくまで応急処置という位置づけです。症状が一般用で抑え込めず、二週間以上続くようなら耳鼻科やアレルギー科を受診することをおすすめします。受診すれば医師の診断によりその重症度に応じて医療用医薬品が処方されます。医療用医薬品は長期に使用でき、また効果も高いものが処方されます。

  • 一般用医薬品 ➡ 保険適用外で自費、すぐに手に入る、鼻水や鼻づまりの症状に、最近は医療用成分を含むものも多い(スイッチOTC)
  • 医療用医薬品 ➡ 保険適用で1~3割負担、医師の診断が必要、眼の症状強い時、くしゃみが止まらない、頭痛、のどの痛み、一般用医薬品が効かない、肌荒れも伴い重症のとき

近年、医療用医薬品として使用されていた薬が第一類医薬品として市販薬に移行する「スイッチOTC化」が進んでいます。これにより、従来は医師の処方が必要だった成分が、薬局やドラッグストアで手軽に購入できるようになりました。医療用と遜色ない効果の医薬品が受診せず使えます。

市販薬も進化を遂げており、眠気の少ない第2世代抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジン、セチリジンなど)が広く利用されています。例えば、フェキソフェナジンは元々医療用の抗ヒスタミン薬でしたが、現在では市販薬としても販売されており、医療用と同じ成分を含む製品が入手可能です。

この流れにより、消費者は自分の症状に適した薬をより手軽に選べるようになりましたが、使用に際しては適切な用法・用量を守ることが重要です。特に、他の病院で医療用医薬品をもらっている人は、同じ系統の薬が重複して副作用が生じないように、薬剤師に相談しながら選択することが望ましいでしょう。

市販薬を選ぶ際は、自分の症状に合ったものを選ぶことが重要です。例えば、

  • くしゃみ・鼻水が多い場合:抗ヒスタミン薬を選択しましょう。なお、眠気が出やすい人は、第2世代抗ヒスタミン薬の中でも特に眠気の少ないフェキソフェナジンやセチリジンを選ぶと、日常生活への影響を軽減できます。
  • 鼻づまりがひどい場合:ステロイドのみを含む点鼻薬が効果が高く評価されています。点鼻のステロイドは鼻腔内のみで局所的に作用する目的で作られているので全身で循環するステロイドはごくごくわずかです。副作用はまれです。ただし鼻腔内の感染症などの場合使用は不適切です。
  • いますぐに鼻づまりを取りたい場合:抗ヒスタミン薬と血管収縮剤を併用する即効型のタイプがあります。噴霧すると直ちに効果を感じ即効性はすばらしい。ただし、血管収縮剤は長期間使用すると耐性が生じやすく、連用すると逆に鼻づまりが悪化する(リバウンド現象)可能性があるため、短期間の使用にとどめることが推奨されます。
  • 目のかゆみが強い場合:抗アレルギー点眼薬。これらは、ヒスタミンの作用を抑えることで、目のかゆみや充血を軽減する効果があります。抗ヒスタミン成分が含まれるタイプと、炎症を抑える成分を含むタイプがあり、症状の程度によって適切なものを選ぶことが重要です。市販の眼薬の刺激感が苦手な人はメントールやカンフルが入っていないものがオススメです。

下記にスイッチOTCの中から筆者がセレクトしたものを列挙しました。

季節性アレルギー性鼻炎治療用OTCセレクト品一覧

症状 剤型 製品名 有効成分名 特長 価格 用法用量 効能効果 規制区分 飲み合わせ
鼻水・くしゃみ 内服 クラリチンEX ロラタジン 眠くならない・運転可・1日1回の服用で良い 1,400円(14錠入・楽天調べ) 成人(15才以上)、1回1錠、1日1回食後に服用してください。 なお、毎回同じ時間帯に服用してください。 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:鼻水、鼻づまり、くしゃみ 第2類医薬品 ・エリスロマイシン、シメチジン→ロラタジンの血中濃度上昇(効きすぎる可能性あり)、・他の抗アレルギー薬やそれら配合する総合感冒薬→それぞれ単独では出にくい眠気が出る可能性がある
鼻水・くしゃみ 内服 アレグラFX フェキソフェナジン塩酸塩 眠くならない・運転可・飲み合わせに注意が必要なものがごく一部にある 1,300円(28条入・楽天調べ) 成人(15才以上),1回1錠,1日2回朝夕に服用してください。 花粉,ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ,鼻水,鼻づまり 第2類医薬品 ・エリスロマイシン→フェキソフェナジンの血中濃度上昇(効きすぎる可能性あり)、・水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤(制酸剤)→フェキソフェナジンの血中濃度低下(効果弱くなる)、・アパルタミド(前立腺がん治療剤)→フェキソフェナジンの血中濃度低下のおそれ(効果弱くなる)、・他の抗アレルギー薬やそれら配合する総合感冒薬→それぞれ単独では出にくい眠気が出る可能性がある
鼻づまり 点鼻 ナザールαAR0.1%C〈季節性アレルギー専用〉 ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 即効性は乏しいが数日で効果現れて効き目はすばらしい・3か月を超えて使用しない(添付文書上の記載・自己判断で使用して改善しないなら受診を勧める) 1,400円(10ml入・amazon調べ) 成人(18歳以上):左右の鼻腔内にそれぞれ1噴霧ずつ:2回(朝・夕)18歳未満:使用しないでください 花粉による季節性アレルギーの次のような症状の緩和:鼻づまり,鼻みず(鼻汁過多),くしゃみ 第「2」類医薬品 他のステロイド含有点鼻薬と併用しない(一つで充分かつ副作用回避)、鼻の孔が化膿している人、鼻汁が黄色や緑に着色しており頭・頬・額に痛みのある人(感染性副鼻腔炎)や感染症全般を併発している時は併用は不適切、一部の診断を受けた人は使用しない(全身の真菌症,結核性疾患,高血圧,糖尿病,反復性鼻出血,ぜんそく,緑内障,感染症)
鼻づまり 点鼻 ヒフールN点鼻薬 ナファゾリン塩酸塩・クロルフェニラミン酸塩・リドカイン・グリチルリチン酸二カリウム・ベンザルコニウム塩化物 ナファゾリンを配合しており即効性は抜群、ただし連用しすぎると逆に鼻がつまるリバウンド現象に注意が必要、どうしても今すぐ鼻づまりだけ取りたい人には良い選択、効果は3~4時間で切れる、安価 330円(30ml入・amazon調べ) 成人(15歳以上)及び7歳以上の小児:1回に1〜2度ずつ,1日1〜5回,鼻腔内に噴霧してください。なお,適用間隔は3時間以上おいてください。 急性鼻炎,アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:鼻づまり,鼻水,くしゃみ,頭重 第2類医薬品 長期連用しない、次の疾患の人は要注意医師か薬剤師へ相談(高血圧,心臓病,糖尿病,甲状腺機能障害,緑内障)
眼のかゆみ 点眼 ロートアルガードクリアマイルドEXa クロモグリク酸ナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、プラノプロフェン、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 眼のかゆみの予防に効果(クロモグリク酸ナトリウム)、症状が出てからでも効きます(クロルフェニラミンマレイン酸塩、プラノプロフェン)、メントールは入っていないので刺激は少ない、開封後2か月以内に使用 850円(13ml・1本・amazon調べ) 1回1〜2滴,1日4回点眼してください 花粉,ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血,目のかゆみ,目のかすみ(目やにの多いときなど),なみだ目,異物感(コロコロする感じ) 第2類医薬品 7才未満の小児・妊婦・授乳婦・緑内障の人は使用しない、片目だけに症状がある時も使用しない(受診を勧めます・感染症やその他疾患と鑑別が必要)
眼のかゆみ 点眼 アイリスAGガード ケトチフェンフマル酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、タウリン 眼のかゆみに即効性あり、すぐに症状をおさえたい、清涼感(メントール)ですっきりしたいならこれ 1000円(10ml・1本・amazon調べ) 1回1〜2滴,1日4回(朝,昼,夕方及び就寝前)点眼してください 花粉,ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血,目のかゆみ,目のかすみ(目やにの多いときなど),なみだ目,異物感(コロコロする感じ) 第2類医薬品 1歳未満の小児には使用しない、片方の眼にだけ症状のある人、妊婦、緑内障の人は医師または薬剤師へ相談

花粉飛散前の対処法:OTCが無効か辛い症状をくりかえしてきた人は耳鼻科やアレルギー科を受診

一般用医薬品(OTC)で症状が抑え込めない人や、辛い症状が早期から出て生活や仕事に支障をきたすようになればこの段階では、医師と相談しながら適切な治療を選択することが推奨されます。耳鼻科を受診しましょう。

花粉症の症状を最小限に抑えるためには、花粉が飛び始める前から適切な薬物療法を開始することが重要です。この時期に使用する主な薬剤として、舌下免疫療法、抗アレルギー薬、ステロイド点鼻薬などがあります。

  • 市販薬よりも効果の高い抗アレルギー薬(特に抗ロイコトリエン薬):抗ロイコトリエン薬は一般用医薬品として市販されていません。この薬は鼻づまりの改善に優れた効果を持つため、特に夜間の鼻閉が気になる人に適しています。ただし、効果の発現には時間がかかるため、飛散直前ではなく余裕をもって開始することが推奨されます。症状が出る前から服用することで、アレルギー反応を抑制し、症状の発現を遅らせることができます。特に抗ロイコトリエン薬は、花粉飛散開始の1週間前から服用を始めることで効果が最大限に発揮されるとされています。
  • 第二世代抗ヒスタミン薬:スイッチOTCとなっていない成分もまだまだあります。より副作用である眠気が少なく効果も高い薬剤が医療用として発売されています。
  • ステロイド点鼻薬:一般用医薬品の点鼻薬は使用期間が3か月までと限定されていますが、医師の診断の下であれば感染症の兆候も診てくれるので長期で使用できます。効果の高い治療です。花粉症の炎症を予防する目的で、飛散開始の2週間前から使用すると効果的です。ステロイドと聞くと怖がる方もいるかと思いますが、内服と違い鼻腔に噴霧する点鼻薬は血流にのるステロイドは比べ物にならないほど少なく、全身的な副作用はごくごくまれです。抗ヒスタミン薬と異なり眠気の副作用はないことが利点です。
  • 舌下免疫療法:効果が非常に高い治療です。特に、花粉が飛散していない時期(初夏~秋頃)に開始することが推奨されており、シーズン前に十分な免疫耐性を獲得することで、次の花粉シーズンの症状を軽減できるとされています。この治療方法は、経口免疫寛容という口から摂った微量のアレルゲンには免疫が反応しづらくなる現象を応用しています。医師の診断の下、慎重に開始する必要があります。治療期間は通常2~3年以上必要であり、効果を最大限に引き出すためには根気強く継続することが重要です。また、舌下免疫療法も改良が進み、以前よりも短期間で効果が得られる治療法が開発されています。これにより、症状が重い人でも、長期的に花粉症の症状を軽減することが可能になっています。

花粉が飛散している最中:症状の軽減を目的とした治療

市販薬はあくまで応急処置の手段であり、症状が改善しない場合は早めに医師の診察を受けることが重要です。特に、症状が長引く、薬を使用しても効果が薄い、または日常生活に支障をきたす場合には専門医の受診を検討すべきです。症状の重さに応じて最適な対策を講じることで、より快適な生活を送ることが可能になります。

  • 軽度の症状であれば市販薬や生活習慣の改善で対処
  • 中等度の目安としては、くしゃみや鼻水が頻繁に出るものの日常生活には大きな支障がないが、市販薬では十分な効果を得られない場合や、目のかゆみや充血が強く、点眼薬のみでは改善しない場合が挙げられます。また、鼻づまりが継続し、睡眠の質が低下するようなケースも受診の目安になります。
  • 重症例は、目安として1日のうちくしゃみが11回以上、または1日のうち口呼吸の時間がたまにある、もしくはそれ以上の症状があるときです。中等症以上の症状が改善せず抗アレルギー薬に抵抗性の場合です。

花粉の飛散が本格化すると、症状のコントロールが重要になります。この時期には、抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬、生物学的製剤などを症状に応じて使い分けることが必要です。重症例には下記の生物学的製剤を使います。

  • 生物学的製剤(オマリズマブ):重症の花粉症患者に対して使用します。免疫系に作用してアレルギー反応を抑える治療法です。具体的には、免疫細胞が分泌する炎症性タンパク質(サイトカイン)の働きをブロックすることで、過剰な免疫反応を抑制します。これにより、症状の発現を軽減し、長期間の効果が期待できます。重症の基準としては、市販薬や通常の処方薬(抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬)では十分な効果が得られず、日常生活に支障をきたすほどの症状(睡眠障害、仕事や学業の著しい妨げ)がある場合が該当します。また、医師の診断により、特にアレルギー反応が強いと判断された場合にも適用されます。生物学的製剤は、重度のアレルギー反応を抑えることで、強い症状を軽減する効果が期待されています。既にアトピー性皮膚炎や喘息の治療に用いられているものもあり、花粉症へ適用されており。本邦では一種類だけ承認されています。重症の花粉症患者に対して高い有効性を示しています。

オンライン診療の拡大

花粉症の治療では、毎年病院に行って薬をもらう人も多いですが、これまではオンライン診療があまり進んでいませんでした。その理由の一つが「保険証の確認」です。病院では、患者が健康保険に入っているかどうか、また被保険者(本人)なのか被扶養者(家族)なのかをチェックする必要があります。これまでは紙の保険証を受付で提示するのが当たり前でしたが、オンラインではそれができなかったため、診察を受けるにも制限がありました。

しかし、マイナ保険証の導入で状況が変わりました。オンライン資格確認システムを使うことで、医療機関は画面上で保険の有効性を確認できるようになり、直接病院に行かなくても保険診療を受けられる仕組みが整いました。その結果、スマホやパソコンを使って自宅や職場から医師の診察を受けられるようになり、処方箋も電子的に発行される電子処方箋が使えるようになりました。

さらに、薬をもらう流れも大きく変わっています。これまでは病院で処方箋を受け取り、それを薬局に持って行って薬剤師から説明を受ける必要がありましたが、オンライン服薬指導の普及により、薬剤師からの説明もスマホやパソコンを通じて受けられるようになりました。処方された薬は、そのまま自宅に郵送してもらうことができるため、病院にも薬局にも行かずに花粉症の薬を受け取ることが可能です。

これまで時間を作って病院や薬局に行くのが大変だった人でも、オンライン診療と電子処方箋、オンライン服薬指導の活用によって、より手軽に花粉症の治療を受けられるようになりました。忙しくて、本当は症状が重いけど忙しかったり、待合の混雑が苦手で受診を控えていた人も利用できるオンライン診療があるかもしれません。

いろいろな参考になるサイト_環境省と厚生労働省_

ネットの情報に埋もれていると思いますが、省庁からも役立つ情報がでていますのでとても参考になります。

  • 環境省の花粉情報サイト:https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
    とにかく花粉症について情報がまとまっているサイトです。情報の海なので時間のある方訪れてみることをおすすめします。
    • 環境省から「花粉症対策」:https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf
      本稿ではマスクなど基本的な対策は述べなかったのでこれに目を通しておくだけで対策がイメージできると思います。杉の木の植え替えの対策をしているのはこれを見て知りました。
    • 環境省から「ー花粉症の方も、まだ花粉症になっていない方にもー」:https://www.env.go.jp/content/000194871.pdf
      掲示用のポスター原稿ですが、分かりやすくまとまっています。
  • 厚生労働省から「アレルギーポータル」:https://allergyportal.jp/
    厚生労働省が作成しただけあって治療やその全体像について分かりやすくまとまっており、正直本稿よりだいぶレベルが高いですのでぜひ見に行ってください。アレルギーポータルについての紹介文を引用しておきます。取り組みの意思が伝わってよいです。

アレルギーポータルにようこそ
このたびは、アレルギーポータルをご覧いただきありがとうございます。

わが国のアレルギー疾患対策は、平成26年に成立した「アレルギー疾患対策基本法」と平成29年の厚生労働省告示(アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針)に基づいて取り組んでいます。

この指針には、今後、取り組みが必要な事項として、「国は、関係学会等と連携し、アレルギー疾患を有する者を含めた国民が、アレルギー疾患を有する者への正しい理解のための適切な情報にいつでも容易にアクセスできるようウェブサイト等の充実を行う」と示されています。

現在、インターネットなどにはアレルギー疾患に関する膨大な情報があふれており、この中から適切な情報を選択することが困難となっていますが、厚生労働省の補助事業として一般社団法人日本アレルギー学会が運営する本サイトを通じて、国民の皆様にアレルギー疾患に関する適切な情報が届くことを願います。

まとめ:2025年の花粉症対策のポイントと今後の展望

2025年、花粉症対策はぐんと進化しています。毎年つらい鼻水やくしゃみに悩まされる人も多いですが、最新の治療薬やオンライン診療、でよりラクに対策ができる時代になりました。

花粉症は、体の免疫が花粉に過剰に反応することで起こります。症状が軽ければ市販薬(第二世代抗ヒスタミン薬・ステロイド点鼻薬)で対処できますが、長引く場合は医療用の薬を検討したほうが安心。さらに、舌下免疫療法をシーズン前に始めると、来年の症状を軽減できる可能性があります。

そして、今年は通院のハードルもグッと下がりました。マイナ保険証の導入でオンライン診療がスムーズになり、診察から処方、薬の受け取りまで家で完結できるように。政府もスギ花粉の飛散量削減を進めていて、AIを活用した花粉飛散予測や新しい治療法の研究も進んでいます。

つらい花粉症、今年こそしっかり対策して、快適な春を迎えましょう!

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